« 一番近い他人 | メイン | 遺伝子 »

リアクション大王のひとり言

先日の冬季オリンピックでの金メダリスト、荒川静香さんは「クール・ビューティ」と呼ばれ、あの大勢の観衆の中でも常に冷静・沈着な演技に、私たちは酔いしれました。
その素晴らしい演技もさる事ながら、凛とした表情・インタビューに答える際のよどみない明確な言葉じりなども彼女の魅力の1つではないでしょうか。常に平常心でいられるあの強さは、まさにクールビューティーの言葉にふさわしい姿といえます。
彼女の姿を画面で見るたびに、かなり年上の私ですがいつも羨望のまなざしで見てしまいます。   何故かと言うと、私は彼女と対極の性格と言えるからです。                                    「あせる、慌てる、舞い上がる、本番に弱い」                                                 私は、本当にあの姿が輝いて見えます。これはもう持って生まれた性質のため、今更どうにもならないのですが何とかあのエッセンスが体内に入ってくれば・・・と日々考えています。
リアクション大王の異名を持つ私としては、何かあるたびに大びっくり。少し前まではそんな自分がいとおしく感じたのですが、あまりにも大王であるために自分の行動に疲労してしまいます。しかも類は友を呼ぶで、友人一同がみんなリアクション大王。話をするとそれぞれが感嘆符の嵐なのでなかなか話が進まないことがあり、いったい何の話をしていたのか忘れる、というていたらくです。とはいえ、感嘆符のある瞬間が人生の大切なエッセンスと考えているので、クールな部分といつまでも物事な感嘆できる心の準備をしておきたいと考える今日この頃。冷静さというのは大舞台でも、ただそれだけで大きく強く見えるという事が荒川さんにより立証されたので、人生の中に取り入れていきたいと考えます。
                                                                          ところで、数多いリアクション大王仲間の中で、ある友人はとにかく驚きの表情が良いのです。こちらが何か言うと「えっ?」ではなく、「っえーーーーーーーっっ?!」という文字表記がぴったりの驚き方をするのです。すると私も自分が何かすごい秘密を彼女に言ったような錯覚に陥り、とても気分が良くなってきます。そんな彼女は、聞き上手でうなずき上手。そしてズバッと意見を最後に言うという、会話にメリハリと楽しさと真剣さをブレンドするという、無意識の術を持っているため、中身のあるリアクション大王といえましょう。
目の動き、身振り、手振り、全てが会話と考え、中身あるリアクションは、人間同士のコミュニケーションの潤滑油にしていけるのではないでしょうか?

人間は、誰でも二面性を持つ生き物ですが、冷静に物事を考えつつも心からのリアクションを楽しめるそんな人間でありたいと殊勝に思う、初春の一日です。

[2006-03-09 18:42]

コメント

コメントしてください




保存しますか?