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親も頑張る運動会

“息子が小学校に入学して2度目の運動会を終えた。
例年GW前の4月に行われていたのだが、入学してすぐの運動会は1年生には大変だという保護者からの声があって今年度からは1ケ月遅くなったのだ。
2年生になると1年生より大変になる。
短距離走の距離が長くなり、競技の種目も増える。
児童ばかりでは無く親も大変になる。
それはなぜか! 
2年生からはお弁当が必要になるからである。
遠足など、子供に持たせる単純な弁当ならそう悩む事は何もないのだが、普通のお弁当ではなく“お弁当開き用”の弁当だから大変なのだ。
少なくとも私が子供の頃はそんな“行事”は無かった。
地域性なのか時代なのか?息子の小学校近辺の運動会はどこでもそうらしい。
運動会の昼食の時間が1時間とられており、全ての競技がストップする。
全校生徒が家族とそれぞれシートを広げてお弁当開きをするのである。
競技中の応援も含めて、良い席を確保するための争奪戦も朝の5時30分より許される。
解禁の5時30分には、大きなブルーシートやござを抱えたお父さんやおじいちゃんがドドーッと校庭になだれ込む。そうだ。
(長い列やバーゲンでの争奪戦についていけない我が家は、当然の事ながら出動しないので、聞いた話だ)
今年は予定の土曜日が雨にたたられて延期になってしまい、場所取り役の男性陣も弁当作り役の女性陣も相当振りまわされた事だろう。
なにせ、5時前後は小雨で予報では後に晴れ…6時の段階で学校での判断。
そして緊急連絡網にて全校生徒宅へ連絡…という手筈だったから。
「我が家でも弁当作りにかかろうにも作ってしまって延期になったら無駄になる」と6時過ぎから電話の前で今か今かとソワソワしていた。
案の定、翌日に延期。
日曜日は雲ひとつ無い晴天で、うなる位の強風が吹いていた…。
6時起きして作った母との合作弁当は何とか競技スタートまでに間に合い、無事お昼の時間を迎えた。
児童は紅白の陣地からそれぞれの家族のところへやってくる。
(校庭から溢れんばかりの人の中で、よく迷子にならずに自分の家族の元へ来れるものだ。)
各家族のシートの上で自慢のお弁当が広げられたのだが、強風と砂嵐のためにどこもさっさと仕舞われ……一大イベントのお弁当開きの時間は悲鳴と共にあっけなく終わった…。
ちなみに、お隣のシートでは賑やかにみんなで“おそうめん”をすすっていたという。
そんなお弁当もあるのね…。
さて、ニュースで見たのだが、家族で弁当という学校もあれば今年から“運動会でも全校給食”という学校もあった。
家庭の事情で家族が運動会に来られない家庭を考慮してだそうだ。
新聞でも弁当と給食について賛否両論の意見が載せられていた。
家庭の格差を無くすため、給食にすべきだ!という意見。
母親手作りの弁当で親子関係を見直す事が出来る!という意見。
どちらも最もな意見だが、私自身は運動会の弁当持参は良いが、家族で食べる必要はあるのか?とも思う。
運動会終了後にほとんどの児童は家族で賑やかに下校するが、1人で下校する児童も何人か見うけられた。
義務教育の小学校では様々な事情のある家庭があり、諸事情で家族が1人も来られない家庭もある。
昼時は担任の先生が面倒を見てくれていたのだと思うが、中には飲酒して盛り上がっている保護者もいて、やもすると大人が楽しむための運動会になりかねないと思えた。
1人うつむき加減で帰路に着く児童を見て、物悲しくなった運動会の帰りだった。

追伸  我が息子が学年のアンカーを努めたリレーは見事1位に輝いた。

[2006-05-25 10:26]

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