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となりの畑
急に健康に目覚めた。
なぜ急にかというと、きっかけは単純。
近くにある生産農家直営のお弁当屋さんのお弁当を食べてからである。
友人が手土産に持ってきてくれたものだが、まずお米の美味しさに衝撃を受けた。
発芽玄米(もっかちょっと流行ってきているが)や五穀米・十五穀米などを使っており、ひじきやわかめなど天然物の食材を使ったおにぎりの種類は常時15種類以上。
コンビニやお惣菜屋さんの機械的に握られたものとは違い、重量感があってみっちりしており、何より一口噛みしめるごとにお米の味が広がる。
“農家の方は本当にこんな美味しいお米を食べているの~?”とため息が出るほど、とにかくお米が美味しい。
鶏の唐あげに切干大根の煮物・漬物なども添加物を使っていないせいか、全体的にごくごく薄味なのだが、それぞれが素材の味を生かした優しい味付けで
、「薄味でもこんなに美味しく作れるのか!」と唸ってしまった。
以来、健康のためにも発芽玄米などを普通のお米に混ぜて炊くようになった。
子供達になじめるのかと当初は心配もしたが、学校給食で毎度麦ご飯を食べている息子は、「給食と同じだ~この縦に筋が入っているのが麦ごはん!」と大喜びで食べている。
ご飯を噛みしめる快感(?)に目覚めた私は、朝食抜き、お昼食べて夕食は主食抜き、夜はお楽しみスイーツにお飲み物…という今までの習慣から、3食をまず食べる…という当たり前のスタイルに変えてみた。
そうしたら…な、なんと!体重が落ち始めたのである。
分析するに、3食きちっと食べる事により、まず間食をしなくなった。
夜も“甘いものを食べなくちゃ~”という変な義務感?から解放された。
以前のようにチョコレートやケーキが全然恋しくない。
チョコレートよりお米のほうが美味しい!と素直に思えるようになったのだ。
お米が美味しくなったら素材にも注意するようになった。
野菜は新鮮なものを置いているお店に行く様になり、ベランダでトマトやハーブなども育て始めた。
自分で作るなら農薬なんかも心配ない。
最近になって(趣味で)無農薬の野菜をせっせと作っている母の野菜のありがたみが、改めてよくよく分かってきた。
うちの母の作る野菜、例えばほうれんそうなんかも無農薬で作るため虫食いだらけなのだが、食べてみるとこれが本当に甘い。
新鮮なものはレタスなんかも、テレビCMの効果音のように「パリッパリッ」と音がする。
無農薬の新鮮な野菜が食べられる私はなんてしあわせ!
ようやく思えるようになった。
ところで、最近気付いた事がある。
マンション隣の畑だ。
正直、去年までは何とも思わなかっのだが、様々な野菜が美味しそうに育てられている。
いや、まだ育ってはいないけど…もうすぐ育つ予定。
それぞれが美味しく食べられる頃に、畑を作っているおじいちゃんとおばあちゃんに譲ってもらうのだ。
毎日、ベランダのトマトと同じくらいに、隣の畑を愛情込めて見つめている今日この頃の私である。
[2006-05-31 14:25]