« 森 瑤子について | メイン | お犬様 »

高濃度の酸素より・・・

何でも商売になる世の中である。
今から○十年前は“水”を買う時代が来ようとは思いもしなかった。
日本では蛇口をひねれば、安全で美味しい水をいつでも口に出来ると思っていたのだから。
ミネラルウオーターの購入は今では当たり前で、最近は人間にとって生きていく上で水よりも必要なもの…“酸素”である。
某コンビニの入り口入ってすぐ左の一角が専用のスペースになったのは、確か今年の夏前頃か?
クリーンなイメージの白い缶で、ヘアスプレーの缶か何かと思える様な出で立ちのシンプルなパッケージ。
重さは無いので持った感じは極めて軽く、ちょっと拍子抜け…。
初めて見た時は何だコレ?と思った。
こんな物が売れるのか疑問だったが、今じゃ結構な人気らしい。
ジョギングやハイキングの時にはリュックの外側のすぐ取れるポケットに入れて置き、呼吸が浅くなった時にさっと吸う。
スポーツ時にはスポーツドリンクよりも先に手にする人もいる。
先日、羽田空港には酸素バーがオープンした。
ガラス張りのスペースにはカラフルな酸素が並べられ、その日の気分で好みの香りの酸素を吸う。
10分600円は安いのか高いのか?
出張帰りの疲れたビジネスマンやOLに人気で、週末は空きスペースが無いくらいの人気という。
国産の高級車を扱う某ディーラーのある店舗でも、最近酸素バーのコーナーを作った。
高級車に似合う美しいガラスの酸素ボンベ?が並べられたコーナーは目を引き、通常の購入以外はメンテナンス時でもないと顧客は来店しないものだが、酸素目的に来客数が増え、今では常連客のための酸素を吸う「鼻チューブ」のキープも行っている。
固定客が増え、認知度もUP!売り上げも上々と良い事づくし!
早実のハンカチ王子がベンチからマウンドに上がる時に吸っているのを見てひらめいた学習塾では、集中力が切れた際や眠くなったら吸うように酸素を常備した。
パソコンと常時向き合うIT会社では福利厚生の一環で酸素カプセルを設置し、一般家庭でも150万円もする高濃度の酸素が噴出するジェットバスを購入する家庭も…。
でもな~私はきっと買わないな。
なんてたって私の場合、常に普通の人より呼吸が浅い。
私を良く知る人はきっと「!」とひらめくと思うが、私は極度の万年鼻炎である。
花粉症なんて可愛いものではなく、本当に1年中毎日毎日24時間鼻炎!
花粉症とか鼻炎アレルギーという言葉が人民権を得られるよりずっと以前。
物心ついた時からすでに鼻詰まり状態で、花粉や埃は勿論のこと空気が変わっただけでも反応する。
鼻がすっきりとおっているのは1年のうち、大袈裟でなく3日か4日だ。
だから酸素を買う位なら、健康保険を使って鼻炎を治したほうがきっと良い。
この鼻炎が治ったら、普通の人が高濃度カプセルの中で生活している様なフレッシュな気分を私は味わえると思う。
が、まず無理な話だ。
効き過ぎる薬は年中眠気を伴い、年中グラグラして仕事にならず、やんわり効いてくる漢方はマメに粉薬を服用しなければならないので非常に面倒…。
結局私に合う効果的な方法は見つからなかった。
誰もが皆酸素を買う時代になろうとも、私には無用の長物なんだろうな~。
そうそう、酸素もほどほどが良いらしい。
酸素の吸いすぎは身体に害を与え、高濃度を吸わないと居られない依存症?になってしまうそうだ。
万年鼻詰りで、1年に何日かだけの鼻すっきり!クリーンな酸素が吸える位が幸せなのかも!
あっ、もしかして私って単純で生きているだけでチープな人間…?

[2006-10-26 09:22]

コメント

コメントしてください




保存しますか?