ぶれないミッチー
今年も行ってしまいました。「ミッチー」こと及川光博氏のライブに。私は音楽無しでは生きていけず、自分で、音楽に対する思いはちょっと違うわ!と自負していたのにも関わらず、何故か彼のライブに行き続けています。
4年前のある日、友人のひとりが、「ねぇ、ミッチーのコンサートに一緒に行ってくれない?」と猫なで声で誘ってきました。当時私の彼に対する印象といえば、「歯の浮くようなセリフを真顔で言える日本で珍しい人」くらいで、好きでも嫌いでもない存在でした。しかも、彼が歌を歌っていたともよく知らず、「行ったら後悔しそう」と渋っていたのです。2時間や3時間もの間、受け入れがたい音の中に身を置くのは耐えられない!と思ったのです。しかしその友人が、「私も去年まで同じだった、でも、行ったら一瞬で変わったの!」を何回も繰り返すので、「じゃあ、ライプの後ビールおごれよ」と脅しつつ、会場へ向かったのでした。会場に着くと、こんなにミッチーのファンが存在したのか!というくらい、うようよとうごめいていて、何だかまた不安な気持ち。かなりコアなファンらしき人たちの服装もちょっと怖い(半裸もあり)。この時点で私は引き返したい気分。ビールなんかおごってもらわなくていいから、断れば良かった!と思いつつ、しぶしぶ座席へ・・・。友人は「ミッチー、素敵よ」と熱に浮かされている様子。おかしい、私はこの場で絶対に浮く、浮きまくる、と確信しました。そうこうしているうちに照明がダウンして・・・。
さて、約3時間後・・・・・モノの見事に一瞬で変わった私は、超ご満悦でビールを飲みながら、今体験した素晴らしいミッチーワールドを収まらない興奮とともに回顧したのでした。
何が素晴らしかったと思います?冷静に分析しますと、①彼はアタマがいい。回転が速いので、しゃべりの中身が「ものすごく」面白い。②フルバンドを従えて堂々とやってしまうあたり、自分で自信を持ってやっている→だから会場の私達は安心していられる。③飽きさせない工夫が随所にあり、テンポが良く、正にミッチー遊園地状態。④同年代のため、つい応援してしまう。
こんな分析は要か不要かは別として、自分でも書き出してみないと、何故突然惹かれてしまったのかわからないのです。それくらい不思議な時間でした。
完全に魔法にかかった私は、究極のストレス解消法を見出したと思います。
そして、「私もまだ大丈夫だ!」と体力に自信を持つ事ができました。3時間立ちっぱなしで踊っても!平気だからです。(注:過去コラム『Dの誘惑』参照)
今年のライブで彼が言った事。「僕はぶれないんです」云々・・。そう、あのキャラクターを維持していくには、色々大変だと思うのですが、芝居と歌(ライブ)の2本立てでずっとやっていくそう。その芯がぶれない所に、私のような食わず嫌いだったファンをはじめ、元々のファンの人も惹かれるんですね。
んっ?これって、普段の私達の生き方にもいえることでは?
適当にチャラチャラやっていては駄目なんですね。信念を持って1つの軸をぶれずに自分の手でしっかりと持たないと。
彼は、おちゃらけて「ミッチーはね」などとTVで言っているようでいて、実は目は真剣ですから、チェックしてみてください。
今回は、コラムを書くまで時間かかりました。勇気が必要でした。
かなりカミングアウトしなきゃならなかったので・・・。[2007-05-29 16:00]