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格差婚

先日の陣内智則と藤原紀香のホテルオークラ神戸からの披露宴の生中継は、
関西地区で視聴率40%を超えたそうである。
03年9月、星野監督率いる阪神が18年ぶりの優勝を決めた試合の視聴率32・6%で、
この数字を軽く上回った。
関西地区の半数近くの世帯が2人の披露宴に釘付けだった訳だ。
ハデ婚が少なくなって、芸能人の披露宴の中継なんぞ久しかった。
小室哲哉(そういや、最近は姿も形も見えないが…)以来、4年半ぶりの完全中継だったという。
まして、格差結婚と話題になったからなおさら興味を引いたのだろう。
陣内が熱唱した「永遠(とわ)にともに」(コブクロ)がこの日、着うたで前日比約25倍のダウンロード数を記録したり、披露宴の影響も凄かったが、見事に披露宴の中継を独占で放映した某テレビ局は、高視聴率に、当の本人達より喜んでいたりして…。
私も(決して中継を見ていた訳ではないが)断片的には見た。
放送局を飛び越えてあれ位、しつこくニュースになったら、嫌でも目に入る。
600人を超える招待客に、披露宴にかかわったホテルのスタッフだけでも500人。
当日の2時以降は、ホテルへ入るのも宿泊客とレストラン予約客と限定され、
警備も万全の態勢だったそうだ。
5億円がかけられた披露宴は、値段を聞いただけでも豪華な事は間違いないが、
1人5万円という引出物も凄かった。
イニャシャル入りのバカラのグラスに、夫婦箸、2人の歴史が写真で綴られているチョコレート。
紀香の名前の由来ともなった紀州の梅干し!
ん~超有名人だから良しとされるが、友人の結婚式の引き出物だったらちょっと興ざめ…。
高級な梅干し1箱もらっても、相当梅の味を知る人でなければ有り難味は分らないし、
イニシャル入りのバカラのグラスは、使うにはどうかと思うし、かと言って人のイニシャル入りのグラスを飾るのはどう?
写真が印刷されたチョコレートも食べれそうで食べても良いの?という感じで、強いていうなら
本当に使えるのは箸位なものか?
と、芸能レポーター並みに興味本位で書いてみたが、全体的に気になったのはやはり“格差”の部分である。よくよく聞けば、藤原紀香は「陣内家に嫁ぎます」と言っていた。
しかし、祝辞の呼びかけは“紀香さん、陣内くん”だったし、内容も“こんな男とよく結婚した!”という
ものばかり…。
受け狙いのつもりだったと思うが、ウエディングケーキ入刀の際の(紀香が考えたという)ケーキの上に美しくディスプレイされた花婿と花嫁は、花嫁の方がずうっと大きく、将来を暗示しているようで苦笑いしてしまった。
披露宴の話はさておき、この放映を見ていて愕然とした事があった。
披露宴の主役よりも、新婦の両親の方が気になってしまうのである。
自分の娘より格段に年収の下がる人とは結婚させられないな…とまず思い。
2人がキスすれば、両親にはどう映っているのだろう…と!心中を察する。
新婦が両親にあてた手紙を読むシーンでは手紙を読まれる方の親と同化する。
確か、数年前までは、結婚式のシーンを見れば、自分の結婚式の事を思い返していたはずだ!
それが、今では娘を嫁に出す、親の気分になっているではないか!!
まだ結婚式してから十数年しか?経っていないというのに…。
親の自覚が出てきたと喜ぶべきなのか、はたまた自分自身の老いを感じる1歩と悲しむべきなのか…?
いずれにせよ、娘を子どもに持つからには避けて通れない道である。
せめて、今からマインドコントロールしておく事にしよう。
将来、格差婚で親の私が泣かなくていいように…?!。

[2007-06-01 13:49]

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