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クラクション

車の事故というのはそうあるものではない。
そう年中あっては困る。
先日の事、そうあって困る事が起きた。

それは休日のある日、買い物帰りの自宅まであとわずかな道のりでの事。
運転席に座る夫はその日に限っていつもとは違う道を通っていた。
左折してすぐ、前を走っていたエスティマが突然止まった。
エスティマの前の車と並列して止まり、車の窓を開けて話をしているようである。
2台の並列した車で道は塞がれ、こちらも止まらないではいられなくなった。
そこで…普通ならクラクションを鳴らす。
私なら鳴らす!
「クラクション鳴らしたら!」急かす私にわが夫ときたら妙に落ち着き。
「今動くだろ、鳴らさなくとも気づくさ」と言った。
次の瞬間、前のエスティマのバックランプが着くやいなや、猛スピード?
でバックし、うちの車に激突した!
家族全員、バックランプに凍りつき「えーっ!!」と言ったのが早いかぶつかった方が
早かったのか?!
とにかく、突然ぶつかった。
幸い子供達はシートベルトをしていたし、ぶつかる気配を子供なりに感じたらしいので
どこかへぶつける事も無く、驚きで娘が泣く位のものだった。

よくよく聞くと、エスティマの前の車がウインカーも上げずに突然曲がったり急ブレーキ
をかけるので、エスティマの運転手が腹を立てて話をしていたらしい。
下りて話をつけようと前の車の後ろに車を止めて道を空けようとしたが、
私達がついていたのに気づかなかったのだ。
前の車への怒りが加わって、バックするのにも勢いがついた?!
普通、追突は前の車にするものだが、前の車から追突されてこれほどの衝撃を受けるものとは
知らなかった!
夫の第一声は“こんなに強くぶつかっても、エアバックって開かないものなんだな…”だった。
幸い、衝撃のわりに車への損傷も思った程ではなかった…少なくてもその時はそう見えた。
後で聞いた話、見た目は若干の傷だったが、実際はバンパーは全て交換しなければならず
ボディーへも損傷があったとの事。
安全面を考えて、多少なりとも頑丈な車を選んで乗っていて良かった…と初めて思った。

警察への事故報告の後、夫は“危ない時はやっぱりクラクションを鳴らそう”とぼそっと
小声で呟やき…
“当たり前だ!クラクションは危険を知らせる為に鳴らすもんだ、危険な時に鳴らさないで
どうする!”声を大にして私は言った。
クラクションを鳴らす際の当り前の認識である!

[2008-04-09 09:51]

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