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子供の背中を見て教えられる

子は親の背中を見て育つとよく言う。
私の場合、子供の背中から教えられる事も日々多い。

先日、息子の担任の先生の離任式での事。
お世話になった先生に小さな花束をと思い、数本の花を買った。
その中の1本がすでに痛んでいたようで、たくさん付いている
小さい花がポロポロとこぼれてくる。
そそっかしい息子の事、学校に着いた時には花が全て落ちていた…
なんて事を考えて、その1本を外して花束を作る事にした。
息子が登校して間もなく、娘が起きてきた。
キッチンに放置された花を見て娘は「このお花もらっていい?」と聞く。
「いいよ」と答えてから私はしばらく花の事は忘れていた。

夜、仕事から戻った夫が手を洗いに洗面所へいった。
「奇麗なお花だね」と呟いているのが聞こえる。
花?洗面所に花なんか飾ったっけ???そう思って見に行ってみると、
そこには娘にあげたあの1輪の花が、ガラスの器の中で気持ちよさそうに
咲いていた。
びっくりしたのはその花の生け方だ。
ガラスの四角い小さい器はもとはケーキが入っていたもので、
私はいつもその中に、大内宿を訪れた時に買い求めた1輪差し用の自然石の
けんざんを置いて花を生けていた。
どこに仕舞ってあるかも教えていないのに、娘はある場所をちゃんとわかっていて
同じように生けたのだ。
「ある場所よく分ったね。ママが飾るのと同じように飾ったんだね。」
私が言うと、、
「だって、このお花まだ飾れるでしょう?こうやって飾ればきれいだもん」
娘は答えた。

[2008-04-13 12:20]

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