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おにいちゃん

少し前のコラムで書いた、同じ産婦人科で出産した仲間の一人(ママB)が先日無事に第2子を出産しました。
すらりと細身の体系からは想像もつかぬほど、短時間での安産だったようで何より何より。
第1子に続き、生まれたのは男の子で、すぐに写メールをくれたその赤ちゃんは立派でどこか堂々とした眠り姿。
彼女は2年半の間で元気な二人の男の子のママとなりました。
友人の一人の出産ではありますが、お互い第1子が、お互い胎児の時からの付き合いですから、嬉しさも格別というか、身内的な感覚での感慨を受け、赤ちゃんとの対面を楽しみにしていたのです。

早速、ママAとお祝いに駆けつけました。
自分が出産した時を思い出しつつ、懐かしい病室へ急ぎます。
ウキウキしながらドアを開けると、赤ちゃんとママBとそのご家族の姿がありました。
ママBは出産後の疲れも見せず(若いからか?)お肌もツヤツヤして、安堵感と達成感でキラキラ輝いています。
実家のご家族も笑顔で、本当に良かった!と心からお祝い申し上げ、ふとベッドを見ると
今やお兄ちゃんになったHくんが、赤ちゃんの隣に寝て、弟になったばかりの赤ちゃんの小さい手を握っています。
(その時点で何だか胸が熱くなった私。)
ママAも、Hくんと私の息子の仲間である娘Aちゃんを伴い、親子そろって興味深々で赤ちゃんを観察しています。将来の姿を想像しているかのようです。


さてそれからしばらく赤ちゃんを抱っこしたり談笑していたのですが、ママBのお母様が「そろそろ帰るよ」とHくんを抱き上げようとしました。するとHくんは、顔を真っ赤にして首を横に振り、ママBにべったりと抱きつき、涙を必死でこらえているではありませんか!

そこで!思わずウルウルきた私。と見ると、ママAは更に胸が熱くなったようで、「ちょっと!Hちゃん泣いてるのね、もう、私ダメ!」と大きな目から涙が盛大にポロポロ・・・。
その姿に若干驚いたのかつられたのか、当のHくんも、こらえきれず声を上げて泣き始めました。
そうだよね、Hくん。今までパパとママを独占していたのに、いきなり自分よりも小さいコが出現しママは、病院にお泊まりで離れ離れ。
赤ちゃんは確かにかわいいけれど、それが自分にとって何だかよく判らないし。
急激な環境の変化で、きっと小さな心はドキドキ落ち着かなかったのでしょうね。
しかしそれが「兄」としての運命。
これから先、長男としていろんな事にぶつかって成長していくであろう小さな彼の泣いている後ろ姿に、「ずっと応援しているよ」と心からエールを送ったのでした。

[2008-05-01 15:10]

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