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スター誕生!
親として?いや、事の状況により内緒にしなければならない時がある。
そう大した内容でも無いのだが…私が子供達に“この事は絶対に内緒!”とかた~く口止めしている事が2つ…
1つは娘の事。
半年程前、ある子役プロダクションのオーディションを受けた。
このプロダクションは、ここ何年か天才子役と言われてゴールデン枠のドラマでもよく見るA君が所属しており、Aくんは、我が家からも近所の小学校に通いながら仕事場の東京に通っていると聞いた。
レッスンスタジオも我が家からは車で5分程のところにあったのも良かった。
はじめに言っておくが、(誰もが親ばかとはいえ)親として自分の娘を特別可愛いく素質があるとは思っていない。
しかし、歌や踊り演技のレッスンがあると聞き、日ごろから内気で言いたい事の言えない娘の性格に
不安を抱いていた私は、習い事の一環と思い応募したのだった。
(なにせ、幼稚園の時に3年間同じクラスだった女の子が小学校でも同じクラスになり、半年ほど経ってからその子に“●●ちゃん←娘の名前 、幼稚園の時はしゃべらなかったけど小学校になったらしゃべれるようになんだね…”
と言われた程。)
申込から1週間程経ってハガキで通知が来た。
娘はオーデション2日目の午後の1回目だった。
参加型のオーデションと聞いて不安に思いつつ指定された時間に会場に向かうと、
受付後にすぐ当時放映していたドラマの台本が渡された。
これから15分間で覚えるようにと指示される…。
会場には30人程の娘と年齢の同じくらいの少年少女がひしめき合っていて、いかにもそれらしい…
親子でイケイケ?で着飾った子。
我が娘のようにごくごく普通で大人しそうな子など様々な子供がいる。
どの親も、この15分の間にどう子供にセリフを覚えさせればよいのか?
皆が困惑していた。
悩んでばかりもいられない…。
私は娘にまず3人の登場人物について説明する。
兄妹と従兄のお兄ちゃん3人の場面だ。
続いて順序立ててどのようなセリフを誰が話すのか教え、その中に娘がする妹のセリフがどう絡むか話した。
短い時間で何回か練習すると、親の焦りに反して娘は“もう覚えた。大丈夫!”と呟いた。
与えられた時間が終了し、会場の移動が告げられる。
移動した会場では真中に子供達が集められ、脇にズラッと並べられた椅子に保護者が座るように指示された。
子供達はまず発声練習から始まる。
声出しが終わると、指を差された人だけが声を出す。
この間3人のスタッフが採点表?みたいな物を持ちながら子供達の間をまわって1人1人を見て歩き、
声を出す子の時はその子の傍により、声を聞きボードに何やら書き込む。
次は歌。
これも同じく全員が同じ歌を歌い、歌っている途中に差されるとその部分は差された人が歌う。
歌に続いて早口の練習。
ずらっと一列に並ばせられ、練習後に1人ずつ言わされる。
慣れると年齢ごとに言う回数が変わり差された人は自分の指示された回数分言う。
早口の次は踊り!
音楽に合わせてリズムをとりながら先生の踊りをマネし、フリを覚えると3人ずつ踊らされる。
さすがなのは、この間も、大人の時のようなオーデションという固い雰囲気は全然無い。
遊びの延長という感じで、子供達も楽しそうに動いている。
最後はセリフのテスト。
はじめに渡された台本とおり、あの天才子役も交え演技させられる。
ぶっつけ本番。
セリフを覚えられなかった子が多い中(ここだけは凄い!と我ながら思ったが)娘は完璧にセリフが入っていた!
ひととおり演技が終わると会場をまた移動し、今後の審査方法と1次審査を通過した子供にのみ、
翌日の夜8時まで連絡があると告げられた。
習い事の一環とはいえ、本格的なオーデションに戸惑い、軽い気持ちで応募した事を反省しつつ
翌日まで、受験の結果を待つような長い長~い一日となった。
[2009-03-06 15:44]