« スター誕生! | メイン | 勉強嫌いに悩む »

スター誕生Ⅱ

私の住んでいるこの県は、映画などのエキストラや出演者の一般参加のオーデションは比較的多い。新聞などでもよく募集が載っている。
東京から新幹線で1時間半という便利さと山あり海あり田畑ありの地形が良いのかも知れない。
プロダクションに所属している子供の話も聞く。
今の世は個性の時代なので、顔が整っていて可愛いというだけではダメらしい。
端正な顔立ちと素質とは違うのだ。

さて、長い長い24時間を過ごし、我が家にはめでたく?1次審査通過の連絡があった。
天才子役A君効果もあり、オーデションには県内外から250人程の応募があったそうだ。
2次審査は3日後の午後。
親子面接とあった。
当日、緊張しながら会場に向かうと指定された時間に名前が呼ばれた。
プロダクションからは3名来ており、テーブルを挟んでの面談。
イスに座るとプロダクションの社長が娘に聞いた。
“●●ちゃん、テレビのお仕事したいですか?”“はい、したいです!”
びっくりするような大きい声で娘は答えた。
その後、立って会場内を歩かされ、体にあるあざや目立ったキズ、持病があるかどうか
家庭内の環境などなど、色んな質問を受けた。
そして見事?
2次審査も通過し合格したのである。
勝因?は何だったか?
それは何を隠そう小さかった事。
面接の初っ端に社長から言われたのは
“年齢の割には小さいですよね…良いですね~”。
年齢より小さく幼く見える事は子役には利点なのだそうだ。
実年齢より小さい役も出来て、実際は役の年齢より大人なので話も分かるし使いやすい。
娘の場合、体形などからテレビもモデルも舞台なども可能だと言われた。
あとはプロダクションとの契約である。
契約書は何枚にもわたり、承諾出来るのならば署名押印後郵送するように言われた。
契約書の中にはヘアスタイルを変えるにもプロダクションの許可が必要な事や、関わったタレントや共演者にサインを求めてはいけない事。
まして現場で知り得た共演者の情報を一切漏らしてはならない事などが詳細が書かれていた。
その他、テレビに出演するものが全員加入する保険やギャランティ(ギャラ)の支払い方法が書かれた物。
プロダクションに払う費用の内訳など。

実際入るかどうかの段にきて、気軽に応募した私たち夫婦はとても悩んだ。
習い事の一環では済まなそうだったからだ。
プロダクションとの話でも何度も言われたのは家族の協力体制について。
1つの役を得るにもまたオーディションがある。
1つのドラマの役を決めるにも2度3度とオーデションがあり、その度上京しなければならないという事。
万が一、オーデションに合格して役がついた場合、ロケは大抵平日の早朝。
地方から行くには前泊が必要になる。
兄弟がいる場合、兄弟の面倒を見てくれる人がいるか?
本人の学校の協力が得られるか?
“この仕事が続けられるかは、家族の協力にかかっています”としつこい位に言われる。
実際我が家では可能か???
離れた地区を担当する夫は、少なくても週2日は泊まり…夫の協力は無理。
故郷を離れた今、姑や実家の協力も得られるはずがない。
友人から紹介された、同じプロダクションに所属している子供の家庭の話を聞いてみた。
平均して1ケ月8~10日位は、連続した仕事が入ってなくても上京するという事。
小学生なので学校はもう諦めて仕事を優先にし、兄弟は同居の祖母が面倒見ているという事。
現場にいくと同じ子役のやっかみやプロダクションごとのいざこざも多く大変だという事。
ギャラはドラマ等だと放送終了後だいぶ経ってから入る事が多く、スポンサーが予め出してくれるという仕事以外は、交通費なども実費であるという事。
聞けば聞くほど簡単な事ではない。
この事をきっかけに別の子役のプロダクションのマネジャーとも知り合いになり、業界の話も山ほど聞いた。
散々夫婦でも悩んだが、結局プロダクションとの話は無かった事にしてもらった。
家計にかかってくるお金の問題。
家族…とくに兄の息子にかかる精神的なダメージ。
娘から奪われる普通の小学生としての生活。
何をとってもマイナスにしかならないように思われた。
今振り返って、ようやく学校生活に慣れ、元気に登校する娘を見て、あの時の判断は間違っていなかったと思っている。

この出来事は、当然?!家族と我が家の親友一家にしか話していない。
子供達にも“絶対に言っちゃダメよ!”と言ってある。「コラムに書いたじゃないか!」とお叱りを受けそうだが、どうかお許しください…ネタに困った時は家族の内緒ごとも例外なく書かなくてはならないのだ。

そうそう、もう1つの内緒…。
それは友人一家と交流の深いミュージシャンの事である。
このミュージシャンの音楽を耳にしない日は無い位、もっか飛ぶ鳥を落とす勢い!
常にランキングに入り、ゴールデンタイムの話題のドラマの主題歌もうたっている。
彼らは年中、友人の元を訪れる。
だから友人一家の家には、なかなか手に入らない彼らからもらった
グッズ等があふれている…。
実は我が息子も彼らのファンで年中彼らの歌を歌っている。
息子は言う。
“いいな~僕も●●●に会いたいな~グッズ欲しいな~”
でも…それは無理だ。
友人よりこれまた、かたーく口止めされているから…。
でもそっと会わせてもらう位はいいか?
このミュージシャンは誰かって?
知りたい方は直接交渉(私に)下さい?(笑)
…だから…内緒だって!!

[2009-03-31 17:46]

コメント

コメントしてください




保存しますか?