天国と地獄
こう季節がよくなると途端に増える運動会のニュース。
私の住んでいるこの辺りは春季の運動会が一般的である。
先日、子供達の学校でも運動会が行われた。
2日間に亘って…?!
1日目、決行かの判断をする6時の段階に小雨。
午後には晴れるとの予報からか強行決行!!
運動会開始の1時間後には強風と土砂降りの雨模様。
団体競技だけが優先的に行われる事となり、開始から2時間後にはリレーを最後に打ち切られる事になった。土砂降りの中のリレー…。
今年は低学年の学年アンカーに娘が、高学年には5年連続で息子が選ばれた。
息子にあっては、クラスオープンで生徒全員が何度か200Mのタイムを図り、上位12人だけが選ばれるものだった為、“リレーの選手の座を勝ち取った!”と言う息子の意気込みは相当なもの。
初めに低学年リレーが男女別でスタートし、チビながら娘は余裕のにこにこ顔で健闘!2位に大差をつけて3年生にバトンを渡した。
一方、雨など目に入らぬ様子の息子は固い表情でバトンを待っている。
雨のために足元が悪く、転ぶはバトンを落とすはでハプニングの連続!
息子の前の走者は転んでバトンを落とし、泥の中からバトンを拾うまでかなりの時間を要した。
結果、チームは大差でビリ!
毎年、リレーにかけている息子にとっては苦い運動会になった。
2日後、保護者からの強い希望で、個人競技があらためて行われた。
朝、“リレーはダメだったけど、個人走は余裕で1位だから!”息子は満面の笑みで登校。
応援する親も余裕…のはずだった。
ところが…カーブを曲がってスピードを上げるところで2位を走ってきた生徒が転び、前を走っていた息子の足をむんずと掴んだ。
突然足をとられた息子は派手に転倒。あちこち流血しながら4位でゴール。
一方、天然で脳天気な娘は、これまたにこにこしながら余裕の1位でゴール。
数日前から“兄妹でリレーも個人走も1位!”と盛り上がっていた運動会は、天国と地獄程の差をつけてあっけなく終わった。
息子にとってはオマケ付きで…。
後ろから不意を突かれた息子のケガは結構なもので、何ヵ所かのケガのうち両膝はどちらもペロっと皮が剥け、翌日には傷が膿み、傷が乾くまで2週間かかったのだ。
後に、にこにこしながら走る理由を娘に聞いてみた。
“走っているうちに苦しくなってくると、なんか笑っちゃうんだよね~”との回答。
娘にとって勝ち負けはあまり関係無いようだ。
その欲の無さが天国?の結果になり、勝ち負けにこだわり、当然の1位と思っていた息子は鼻をへし折られ地獄に落ちた。
無常である。
肩を落とした息子に夫は、“5年間リレーの選手になり続ける事だけで凄いぞ”と励ましていた。
[2009-06-06 18:38]