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信頼が怒りに変わる時

夫より数日前に帰省した昨年の夏。
新幹線を利用して帰る事にした私は、3人分の荷物をダンボール箱に納め、
1日で着くとは思いながらも、保険をかけて帰省する2日前の夜に荷物を出した。
当日はその日の下着だけを持ち、身軽に新幹線に乗った。

翌日、予定の午前中をとうに過ぎ、昼過ぎても荷物は届かない。
余分な物は持たずに来たので、荷物が届かなければ当然着替えも無く、外出さえままならない。
ネットで調べてみると、荷物を受けた地区は出たとのこと。
しかし、今日届く事になっているのだから現在“配達中”という表示になっていなければおかしい。
年中その業者を利用している母が、自宅の担当をしている人に電話をしてくれたが、
「今日はお宅への配達物はないですよ」と言われたという。
嫌な予感して業者へ問い合わせた。
「確認してお電話致します」という電話から1時間ようやく連絡が入った。
電話は荷物を受けた地区の担当者で、我が家の荷物はなんと!“島根に向かって運ばれているらしい”
という。
「島根???」言葉を失った。
どこをどう間違ったら島根に行くのだろう?
航空便だったのか、確実なところを掴めないらしく、全く要領を得ない…
結局、荷物の正確な所在が分かったのはその日の夜。
本当に島根に荷物があった…
その間、私は昨晩着たものを洗濯し、ドライヤーで乾かし、
自分の書いた伝票を何度も見かえした。
もしかしたら、島根に間違って送られてしまう要因が自分にあったのかも知れない!と…。
…おちょこちょいはよくわかっているが、
私の書いた伝票に1つのミスも無かった。
業者は航空便に乗せても、荷物はあと2日か3日はかかるという。
電話を切ってから半乾きの洋服で、閉店のアナウンスの流れている
店へ飛び込み、取り急ぎ3人分の下着を買った。

荷物が届いたのは更にそれから2日後の夜。
連日雨の中、私は同じ服を洗濯し続けた…
業者とのやりとり、私の怒りは省略し、驚いたのは業者の対応だ。
一番間違いないところを選んで、荷物が必要な日の2日前に出していたというのに、途中のトラブルで5日もかかった。
私は業者に言った。
“配送とは、期日の指定日に指定の所に届けて、それで料金が発生するものでしょう。予定日に届かなかったのだからお金を返してほしい”と。
数千円のお金が欲しかった訳では決してない。
荷物が届かなかった為に子供達との海水浴の約束も果たせず、毎日同じ物を着てはまた洗濯する労力。
この部分は絶対に譲れなかった。
相手は“配送料は社内の規定でお返し出来ません。代わりの品物でお詫びに伺います”と言った。
当然、私は何も要らないから配送料を返して欲しい…と繰り返したのだが…

半年以上経過した今でも、配送料の返金はおろか、お詫びもない…
荷物を受けた方は電話の初期対応のみ。
申し訳なさそうに頭を下げたのは、荷物を届けてくれた配達する方の、実家のいつもの担当さんだけである。

あれから…絶対的な信頼を置いていた、あの配送業者のトラックを見る度
怒りが蘇る。

[2010-03-23 17:53]

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