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父を想う
桜の季節も終わり、そろそろ季節は夏に移り変わる…。
桜が一番輝くこの頃から散り終わるまで…思い出されるのは父の事である。
父が逝ってもう7年になる。
葬儀の日は桜が花吹雪のように散っていて、
その花吹雪の中を走る車の中で、父と最後にした約束を繰り返し思い出し涙が止まらなかった。
“病院から戻ったら、馬見ケ崎河原で花見をしながらだんごを食べよう“
先日、建て替えの為の歌舞伎座の「さよなら公演」を見に東京へ出かけた。
母と妹の付き添い(?)である。
子供達が生まれてから…いや、結婚してから、母と妹と出かける機会は全く無く、何十年は大袈裟でもおそらくは15年以上ぶりだった事は間違いない。
歌舞伎座の前に前回立った時は父が一緒だった。
歌舞伎を見に来た訳では無かったが、家族旅行で東京に来た際、ホテルが近かった為
歩くのが好きな父に付きあって歌舞伎座を眺め、有楽町駅まで延々と歩いた。
あれ以来の歌舞伎座。
父の命日の次の日という事もあり、何となく不思議な感じがした。
121年という長い時間、歴史を刻んできた歌舞伎座は、3年間休場し、2013年には新たに生まれ変わる。
今の建物を一部残し、高層ビルになるという。
この次にここに来た時、また父との思い出の歌舞伎座の姿はあるだろうか…。
[2010-05-14 18:26]